お手紙や挨拶文の文頭の「麦秋の候」の季節はいつでしょう? UPDATE:2018/6/10
お手紙や挨拶文の文頭の「麦秋の候」の季節はいつでしょう?
UPDATE:2018/6/10
皆さん大麦っていつ育つ植物かをご存知ですか? 実は、大麦の種まきは丁度今頃(11月)の時期に行われます。 何となく植物って暖かい時期に育つのでは・・・?とイメージがある方が大半かと思いますが、大麦は冬に芽を出すんです。 寒い冬を越えて暖かくなる時期を待つ大麦って我慢強くて、 力強いと思いませんか? そんな大麦だからこそ体に良い様々な効果を持っているんですね。 現代社会において、救世主ともなりうる大麦。皆さんも、冬を越えた力強い大麦を想像しながら召し上がって下さい。 では、『麦秋の候』とはいつ頃のことでしょう!!? 麦秋の候は時候の挨拶の中で間違った時期に使ってしまいがちな上位にランキングする言葉なんだそうです。 麦秋の候は「ばくしゅうのこう」と読みます。 麦秋の候は麦が収穫出来る季節になりましたねという意味になります。 麦秋の候は初夏の時期に使うのが正しい時候の挨拶です。 多くの地域では5月から6月にかけての初夏が、黄金色に実った麦の収穫時期となっているのです。 穀物の収穫期と言うと、「秋」をイメージする方も少なくないのではないかなと思うのですが。 基本的に秋というのは収穫を行う時期であり、それに沿って、麦が熟して収穫を行う初夏の時期は「麦にとっての秋」=『麦秋』となっているのです。 地域によっての違いはありますが、梅雨入り前の時期に使われる時候の挨拶となります。 わずかに限られた短い期間の時候の挨拶文となりますが、だからこそよりいっそう季節に対する気持ちが伝わる挨拶となるのかもしれません。 [拝啓 麦秋の候、吹き渡る風に初夏の気配を感じるころとなりましたが、お元気でお過ごしでしょうか。] E-mailやLineで気軽に用件だけを…が日常となっている現代ですが、こんな挨拶から始まるお手紙を書いてみるのも良いかもしれませんね。