5つに加工した大麦の個性 UPDATE:2018/7/19
5つに加工した大麦の個性
UPDATE:2018/7/19
「押麦と米粒麦って何が違うんですか?」 「押麦という麦は、どういう麦ですか?」 というお問い合わせをいただくことも少なくありません。 大麦を加工したタイプで呼び方を変えている物、元は同じ原料、…ということが浸透していないようです。 収穫された大麦を家庭で美味しく召し上がっていただくまでには、いくつもの加工工程を経ます。 大麦を選別したり、皮をむいたり、切断したり、平たく押したり・・・。 こうした過程を経て、大麦は食べやすさや用途によっていくつかの個性のある製品になります。 ここでは、加工大麦の5つのタイプの個性についてお話しましょう。
【押麦】〜 平らに押して、食べやすく加工 大麦の中でも最もスタンダードな精麦です。外皮を剥いて、蒸気を当てて、吸水率を高めるためにローラーで圧編して平たくしたものです。粒の真ん中にある黒い筋「黒条線」が特徴です。 「麦とろ」に最適。大麦の基本です。 どんな麦料理にも合います。
【胚芽押麦】〜 栄養豊富な胚芽を残した押麦 独自の技術により、不飽和脂肪酸やビタミンB1、ビタミンEが含まれる「胚芽」を 残した押麦です。見た目は押麦とほとんど変わりませんが、胚芽を残している分だけ大麦の端に小さーい黒い点のような部分があります。 押麦の栄養成分プラス胚芽部分の栄養があるため、健康に気を遣われている方などにオススメです。押麦同様に、どんな料理にでも使える万能大麦です。
【米粒麦】〜 お米にそっくりで食べやすい 大麦の粒の黒条線に沿って半分に切断し、お米の形に似せた食べやすい大麦を目指して開発しました。 蒸し処理を行うことで吸水性を高めている他、比重もお米に近くなるように加工してありますので、お米と混ぜても炊き上がったご飯の大麦があまり目立たず、抵抗なく食べることができると思います。 お米と混ざり合い、ブレンドが気にならないため、お子さんや年配の方の健康維持・促進に積極的に活用していただけます。
【ビタバァレー】〜 ビタミン強化のヘルシー大麦 疲労回復に役立つビタミンB1を強化した大麦です。「ビタ」はビタミン、「バァレー」は大麦(barley)のことです。大麦を2つに割り、蒸気で処理した後ローラーで平らにしています。米粒麦同様、大麦の黒条線が目立たず、食べやすくなっています。 ビタミンB1が強化してあるので、栄養が偏りがちなダイエット時のヘルシーメニューなどにどうぞ。食べやすいリゾットなどがオススメです。
【丸麦】 大麦の外皮を取り除き、周りを削り取った状態そのままの形をした丸い大麦です。近年耳にするようになった「もち麦」は丸麦になりますが、他の大麦商品同様に麦ごはんとして利用できます。お米にうるち米ともち米があるように「もち麦」はもち性の大麦です。粘性があり、普通の大麦(うるち性大麦)よりモチモチ・プチプチした食感が特徴です。 プチプチ、プリプリした食感からタピオカ代わりにスイーツに用いられたり、モチモチ感を活かしたチヂミなどに入れると美味しくいただけます。